配線が完成して、ねじ留めする前にミニアンプに挿して精密ドライバーの柄で軽くカツカツしたときの、それでセレクターを切り換えるごとにおきる音色の変化と、
優しく配線を束ねて蓋をしてねじ留めをしたあとにチューニングをして今度はじゃらっと弾くときの感覚を思い出して、どきどきする。ぞくぞくかもしれない。
その儀式がひととおり終わったら、あとは現実に帰って、我に返って、賢者タイム。熱が一気に引いてしまう。
夏休みの1日が無駄に終わってしまったときのような、もう観たことのあるジブリ映画をまた観終わったときのような、後に残る自分と終わってしまった素敵なものへのやるせなすタイム。
でも形が残ることが少しの救いで
愛着、みたいな慰めなのでした。
めでたし
めでたし
2024/02/23
5 週間前