BOSSのBB-1Xという記念モデルっぽいシリーズのわりに超実戦向けのベース用歪みですね。
17kくらいなので、普通のBOSSストンプの中だとプレミアムな感じの価格なんだけども、そんなもんだろうなと思う出来なんで割高感は無いですね。
元はBOSSの旧モデル(?)のODB-3をずっと使ってたんだけど、ジャックがぐらぐらしてきたので修理してもいいけどせっかくなので買い替え。
列記すると、
・すごく良い。飛び道具的なビービーな歪みじゃなくて原音をめいっぱい残した正統派のベース歪み。
・OBD-3とは全く別物。OBD-3はBLENDつまみあるけど効きが極端で原音覆い隠しちゃうのでオーバードライブっていうかディストーション系だけど、BB-1Xはオーバードライブ。
・「歪み」+「プリアンプ」+「ブースタ」+若干「コンプ」みたいなオールインワン歪み。
・EQも超自然。ODB-3みたいなEQだけでエフェクター出来る感じな無くて、そんなに強くかからない代わりに音楽的な補正がしやすい。
・アタックを歪みでかき消さないから音が全部聞こえる。逆に言うと下手さをあんまり誤魔化してくれない。
・OBD-3とおなじ5つまみだから1つスタックつまみなんだけど、EQをスタックにしてたOBD-3と違ってボリュームとBLENDをスタックする仕様になったので扱いやすい。EQんほうが即アクセスできるメリット大きいのでこれは賢い仕様変更。
デメリットは、
・銀色のつまみだから見えづらい。パネルも銀だからステージで照明当たると見分けづらい。シールとか貼ったほうが良いかもしれないレベル。
・人によってはデメリットじゃないけど、全く飛び道具になれない。歪みフルテンにしても飛び道具にならない。極端な設定するよりも匙加減を楽器に合わせて最適にする気持ちで設定しないとむしろ音やせして聞こえる。
という感じ。
毛並みが違うので、両方併用してもいい感じ。
意外と最適化されてるだけで歪みの粒感は結構近いので、同時使用すると結構ぼやける。
飛び道具担当として重ねがけするんじゃなくて切り替えで使うほうが良いかも。
振動でぶれてて気持ち悪い。
あんまり動画で見ると違いが分かりづらいけど、アタック感がキレイに出てるのが若干わかるな。
Lyuichiさん荷物増えるからエフェクター沢山つなぐの嫌いなのでチューナーと歪みだけしか大体使わないんだけど、癖がぐっと減って音質的なクオリティは上がったので、しっかり引けばこれで十分だなってくらいには気に入りました。
ベースがYAMAHA BB435 TBSなんだけども、B弦が原音だと出ても歪ませると音程ぼやけちゃう感じだったのが全部出るようになっていい感じ。
あと、若干「コンプ」って言った件なんだけど、OBD-3だと弦ごとの個性が出過ぎて弾き分け大変だったのがピッキングだけ調整すればそんなに大きな差も出ないようになったので、4弦と3弦が単純に混ざるフレーズとかで音質的に凸凹した感じがすごく減った。